近年の遊戯王では、「墓地は第2の手札」と言われるほど墓地利用を前提としたカードが増えている。
特にアンデット族は、墓地へ送られることで真価を発揮するモンスターが多い種族だ。《リビングデッドの呼び声》を軸とした海外先行テーマや9月5日(土)発売のコンセプトパック『デッキビルドパック グロリアス・ヴィクターズ』で登場するアンデット族新テーマ「セネト」など、アンデット族への新規カードが続々と登場しており、再び注目を集めている。
そんなアンデット族をサポートするカードの1つが《誘いのΔ》である。墓地肥やし・展開補助・自己回収を1枚でこなす優秀なフィールド魔法であり、アンデット族デッキの安定性を大きく向上させられる。
本記事では、《誘いのΔ》の効果や使い方、相性の良いカード、採用候補となるデッキについて詳しく解説する。
《誘いのΔ》ができること
・レベル5以上のアンデット族モンスターの墓地送りができる。
・ アンデット族のトークン生成ができる。
・ 墓地から自身を回収できる。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| カード種類 | フィールド魔法 |
| ロマン性 | ★★★☆☆ |
| 汎用性 | ★★★★☆ |
| 爆発力 | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
| おすすめデッキ | アンデット族デッキ |
《誘いのΔ》を今すぐチェック
■ カード基本情報
誘いのΔ(いざないのデルタ)
《誘いのΔ》はデッキからのレベル5以上のアンデット族モンスターの墓地送り、トークンの生成、自己回収効果の3つを備えている。
レベル5以上に限定されるものの、発動時の効果処理でアンデット族を墓地へ送れる点は非常に優秀である。上級アンデット族を多く採用するデッキでは、《おろかな埋葬》以上に活躍する場面も少なくない。
「Δトークン」(アンデット族・闇・星5・攻/守0)生成効果は「フィールドにアンデット族モンスターが存在する」ことが発動条件となっているが、効果発動前後で特に制約が付かないので、各種召喚法の素材やその他コスト等、幅広い利用が可能だ。
■ 活用ポイント①:墓地送りで相性の良い強力アンデット族を活用
《誘いのΔ》は《黄金卿エルドリッチ》を主軸とした構築済みデッキ「TACTICAL-TRY DECK 征服王エルドリッチ」の発売後のタイミングで登場したカードであり、意識されてか《黄金卿エルドリッチ》との相性の良さが際立つ。
《黄金卿エルドリッチ》を墓地へ送れば、そのまま《誘いのΔ》をコストとして「《黄金卿エルドリッチ》の効果発動→《黄金卿エルドリッチ》を手札に加える(その後特殊召喚可能)→墓地の《誘いのΔ》効果で《誘いのΔ》自身を墓地から手札に回収」と、リソースを無駄なく循環させられる。
《黄金卿エルドリッチ》が汎用性が高いカードであり、この《誘いのΔ》及び《黄金卿エルドリッチ》の2種を採用すれば、アンデット族デッキ以外でも十分な動きを見せてくれるはずだ。
また、《黄金卿エルドリッチ》以外にも捲り性能が高い《地下牢の徊神(タルタロスのかいじん)》とも相性が良い。自分フィールドに何もカードが存在しない状態でも《誘いのΔ》で《地下牢の徊神(タルタロスのかいじん)》をデッキから墓地へ送れば、その効果で相手フィールドのカードを1枚墓地へ送ることができる。この《地下牢の徊神(タルタロスのかいじん)》の効果の発動に対してお互いはモンスターの効果を発動できない為、妨害モンスターが並ぶ盤面でも処理を通しやすい。
先行で発動した場合は《黄金卿エルドリッチ》を、後攻で発動した場合は《地下牢の徊神(タルタロスのかいじん)》を墓地へ送るといった使い分けをすると多くの場面に対処しやすい。
アンデット族主体のデッキであればアンデット族汎用カードの《死霊王 ドーハスーラ》、《アルグールマゼラ》と相性が良く、その他、「超量」の《超量士ブラックレイヤー》、「リビングデッドの呼び声」の《生ける屍の軍団(リビングデッドぐんだん)》、《九尾の狐》(自分フィールドのモンスター2体をリリースして自身を特殊召喚)、《スカル・フレイム》(《スピード・キング☆スカル・フレイム》の特殊召喚コストとして)等、幅広いデッキで潤滑油として機能する。
そして、今回新しく登場するアンデット族の儀式テーマ「セネト」は、高レベル儀式モンスターを駆使して戦うデッキとなっており、さらにテーマ内の儀式召喚効果に墓地からの儀式召喚を行うカード《光帰葬魂の儀
》が存在している為《誘いのΔ》との相性が期待できる。
■ 活用ポイント②:トークン生成で展開を伸ばす
フィールドにアンデット族モンスターが存在する場合に自分フィールドに「Δトークン」(アンデット族・闇・星5・攻/守0)を特殊召喚する効果は発動条件があるとは言え、アンデット族デッキや前述の《黄金卿エルドリッチ》と併用するデッキであれば緩い発動条件と言えるだろう。
特に使用に制限のないトークンなので、下記のような様々な展開に利用できる。
● レベルを活かす
・《星神器デミウルギア》(リンク素材に上級モンスターを要求)
・《切り裂かれし闇》(攻撃力アップ効果による相打ち狙いの特攻要員としての利用)
・《アンデット・ネクロナイズ》(発動条件の達成)
● 種族・属性を活かす
・《冥界龍 ドラゴネクロ》(融合素材にアンデット族を要求)
・《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》(シンクロ素材に光・闇属性モンスターを要求)
・《四天の龍 スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》(融合素材にフィールドの闇属性モンスターを要求)
■弱点
・ 発動時の効果処理を止められると、その後の効果が活かしづらくなる。
・ 相手へ干渉する効果はない。
・ レベル4以下は墓地へ送れない。
・アンデット族デッキ以外では性能を活かしにくい。
■まとめ
《誘いのΔ》は派手なフィニッシャーではないものの、墓地肥やし・展開補助・自己回収を1枚でこなせる優秀なフィールド魔法である。
特に《黄金卿エルドリッチ》との相性は非常に良く、アンデット族デッキ全般の安定性向上にも貢献できる。
今後アンデット族が強化されるほど価値が高まる可能性を秘めた、将来性のあるサポートカードと言えるだろう。
今後のカードプールの増加で新しい使い方が増えるのが楽しみである。
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