デッキから手札に加える行為に大きな制限が課される代わりに豊富なドロー効果で有利な状況をつくっていくテーマ「レイズ・ムーン」が登場後、過去のドロー効果を持つカードも注目されている。
今回はドローつながりで、癖の強い大量ドロー効果を持つ《大盤振舞侍》、《悪魔の調理師》の2種を紹介する。
《大盤振舞侍》、《悪魔の調理師》はとも、戦闘を介して「相手にドローさせる」効果を持ち、相手に送りつけて戦闘を行うことで、大きなアドバンテージを得られる可能性を秘めたモンスターである。
本記事では、《大盤振舞侍》、《悪魔の調理師》の基本的な効果から、特徴を比較して詳しく解説する。
・相手に送りつけ、大量ドローを狙える。
| 比較項目 | 《大盤振舞侍》 | 《悪魔の調理師》 |
|---|---|---|
| カード種別 | 効果モンスター | 効果モンスター |
| 属性 | 地属性 | 闇属性 |
| 種族 | 戦士族 | 悪魔族 |
| レベル | ★3 | ★4 |
| 攻撃力 | 1000 | 1800 |
| 守備力 | 1000 | 1000 |
| 効果の発動条件 | 相手に戦闘ダメージを与えた場合 | 相手に戦闘ダメージを与えた場合 |
| 特徴 | 相手は手札が7枚になるようにドロー | 相手は2枚ドロー |
| メリット | 一度の効果処理で最大7枚の大量ドローが可能。 | 手札枚数に関わらず安定したドローが見込める。 |
| デメリット | 攻撃力が低く、戦闘でダメージを与えにくい。 連続使用が難しい。 | 大量ドローの為には複数回の戦闘・効果発動が必要。 |
| ロマン性 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 爆発力 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
《大盤振舞侍》《悪魔の調理師》を今すぐチェック
《大盤振舞侍)》
低攻撃力モンスターを用意しよう
《大盤振舞侍》は、相手に戦闘ダメージを与えると相手プレイヤーに手札が7枚になるように強制する効果を持つ。
通常であれば相手に大きなアドバンテージを与えかねないが、相手にコントロールを移しこのモンスターとの戦闘でダメージを受ければ、自分がドローできる。《強制転移》や《ギブ&テイク》などで相手フィールドに用意しよう。
ただし、攻守が1000と高くなく、戦闘ダメージを受けるためにより、攻撃力が低いモンスターで戦闘を行う必要がある。汎用リンクモンスターの《リンクリボー》や《I:Pマスカレーナ》、《クロシープ》などであれば、《大盤振舞侍》に攻撃してダメージを受けやすく、必要に応じてリンク召喚もしやすい。低ステータスのトークンを利用する手もある。
また、効果に1ターンに1度の制限はないが、「7枚になるようにドローする」効果であるため、連続で効果発動させても手札が7枚の状態だとドローができない。《大盤振舞侍》の効果の複数回発動を狙うのであれば、デッキ構築の段階からバトルフェイズ中に手札を消費する手段を用意しておくと良いだろう。
豊富な戦士族サポートを活用しよう
《大盤振舞侍》は豊富な戦士族サポートカードの恩恵を受けられるため、《聖騎士の追想 イゾルデ》、《増援》などをともに採用することでコンボの安定性が格段に上がるだろう。《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果発動コストで装備魔法カードを採用する場合、《大盤振舞侍》のステータスを調整できる装備魔法カードを入れておくと、装備魔法カードを素引きしても《大盤振舞侍》の効果発動補助として利用できる。
《悪魔の調理師(デビル・コック)》
2枚ドローを複数回狙え!!
《悪魔の調理師》は戦闘ダメージを与えた時、相手はデッキからカードを2枚ドローさせる効果を持つ。《大盤振舞侍》と同様に相手に送り付けたうえで戦闘を行い、《悪魔の調理師》から戦闘ダメージを受ければ自分が2枚ドローできる。
こちらはドロー枚数が2枚と固定なので、1度の戦闘でドローできる枚数の上振れはないものの、効果処理が行われれば、安定したドローが可能である。複数回の攻撃が可能な状況をつくり、何度も《悪魔の調理師》の効果を発動させてドロー枚数を稼いでいきたい。
《悪魔の調理師》が守備表示であれば、複数回攻撃可能なモンスターで攻撃して効果の発動回数を稼げる。例えば、エクシーズ素材が4つ以下の《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》で4回攻撃しながら戦闘ダメージを受けることが可能だ(攻守は他のカード効果で変化していない場合)。他、《エレキンモグラ》、《デューカー・ツイン・ソード》などの低攻撃力で複数攻撃する効果を持ったモンスターが使いやすい。
《悪魔の調理師》が攻撃表示の場合は、オーソドックスだが、《キラー・トマト》、《グリズリーファザー》、《グリズリーマザー》などの戦闘で破壊された時に後続を特殊召喚できるモンスターを連続して《悪魔の調理師》に戦闘破壊させていく方法が無難だろう。
「暗黒界」のテーマパワーを借りる
《悪魔の調理師》は闇属性・悪魔族であるため、「暗黒界」と属性・種族サポートを共有でき、さらに、悪魔族モンスターを相手フィールドに特殊召喚する効果を持っている《暗黒界の隠者 パアル》、《暗黒界の鬼神 ケルト》とは特に相性が良い。
《暗黒界の隠者 パアル》の効果では手札、墓地、除外状態から《暗黒界の鬼神 ケルト》の効果ではデッキから《悪魔の調理師》を特殊召喚可能であり、「暗黒界」デッキに組み込む形にするとコンボの安定性が高くなりそうだ。(《悪魔の調理師》が入れる必要があるかどうかはまた別のお話)
■ どちらも採用するという手もありか!?
《大盤振舞侍》は光属性・戦士族、《悪魔の調理師》は闇属性・悪魔族とどちらもステータスは扱いやすい。ドローの枚数の指定に違いがあれど、まずはドローコンボを成立させないことには話にならない。
モンスターを送りつけられるデッキを用意したうえで、これら2種のうち扱いやすそうな方を採用するのが現実的な選び方ではないだろうか。
送り付けられる汎用カード一例
| カード名 | カード種別 | 送り付け方 | コンボへの使いやすさ |
|---|---|---|---|
| 《強制転移》 | 通常魔法 | お互いにモンスターを1体ずつ選び、コントロールを入れ替える | ★★★★★ |
| 《マインド・キャスリン》 | シンクロ・効果 | お互いのモンスターを1体ずつ選択肢し、コントロールを入れ替える | ★★★★★ |
| 《ギブ&テイク》 | 通常罠 | 自分の墓地から相手フィールドに守備表示で特殊召喚 | ★★★★☆ |
| 《シエンの間者》 | 通常魔法 | 自分のモンスター1体を相手に移す | ★★☆☆☆ |
| 《死のマジック・ボックス》 | 通常魔法 | 相手のモンスターを破壊し、自分のモンスターのコントロールを相手に移す。 | ★★☆☆☆ |
また、2体のステータスはちょうど《カオスエンド・ルーラー -開闢と終焉の支配者-》の特殊召喚に必要なステータスと合致している。迷ったら《カオスエンド・ルーラー -開闢と終焉の支配者-》と合わせて、どちらも採用するのも手ではないだろうか。
■まとめ
大量ドローが狙えるカードは昨今の遊戯王で増えつつあるが、今回紹介した《大盤振舞侍》及び《悪魔の調理師》はまだまだ独自の活躍が期待できるカードである。
気になった方は是非ご自身のデッキで活躍させてほしい。
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