来たる2026年1月1日(木)適用の『OCG』リミットレギュレーションで2007年9月1日から長らく禁止カードだった《突然変異》が制限カードとなる。
引用:突然変異 | カード詳細 | 遊戯王ニューロン(オフィシャルカードゲーム カードデータベース) 初収録:新
たなる支配者
令和の《突然変異》は以前と異なる環境で出せるモンスターの数も多くなっているはず。
今回は、レベル別で《突然変異》で特殊召喚する融合モンスターについて代表的なカードを挙げ、活用法を考える。
レベル1
選べる3種のアイズ・サクリファイス
レベル1の融合モンスターは2025年12月時点で全6種。汎用的に使うとしたら「アイズ・サクリファイス」らに頼ることになるだろう。
《ナイトメア・アイズ・サクリファイス》、《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》は《突然変異》が禁止カードになる以前には存在しなかったカードなので、《突然変異》と組み合わせてみたいところ。特に《ナイトメア・アイズ・サクリファイス》は2025年12月に登場したばかりである。効果も相手モンスターの装備効果、相手モンスターの攻撃対象効果と従来の「アイズ・サクリファイス」の味をのこしつつ、強力な効果になっているので投入を検討する価値有りだ。
レベル2
- 《無の畢竟 オールヴェイン》・・・カオス・アンヘルS召喚の素材として、チューナーとして
- 《神碑の翼フギン》・・・カオス・アンヘルS召喚の素材として
カオス・アンヘルS召喚の素材選びとして使えそう
レベル2の融合モンスターはレベル1よりも少ない全3種(2025年12月時点)。うち1体は《ヘルモスの爪》の効果でのみ特殊召喚可能な《タイムマジック・ハンマー》なので、実質2体だ。
《無の畢竟 オールヴェイン》は闇属性・天使族かつチューナーという珍しいステータスを有している。というより、効果がないので《簡易融合》や《簡素融合》で出すチューナーとしての運用を想定されているのだろう。
対して、《神碑の翼フギン》は効果を最大限に活かすなら「神碑」テーマでの使用になるが、「神碑」デッキはメインデッキのモンスターが少なく《突然変異》を投入しやすいデッキとは言い難い。
《神碑の翼フギン》が光属性、《無の畢竟 オールヴェイン》が闇属性である点を利用して、光・闇属性を両方素材とすると強力な耐性を得られる《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS素材としてしまうのが、無難な使い方ではなかろうか。
レベル3
- 《神碑の翼ムニン》・・・カオス・アンヘルS召喚の素材として
- 《アンデット・ウォーリアー》・・・カオス・アンヘルS召喚の素材として
- 《フレイム・ゴースト》・・・カオス・アンヘルS召喚の素材として
レベル2と同じくカオス・アンヘルS召喚の素材コースか
全6種(2025年12月時点)のうち、新しいモンスターと呼べるのは《神碑の翼ムニン》のみ。
種族はアンデット族、炎族、天使族、戦士族、獣族とばらけているようだが、《突然変異》を使って出す程でもないかな、というのが正直なところ。
光属性の《神碑の翼ムニン》、闇属性の《アンデット・ウォーリアー》、《フレイム・ゴースト》を《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS素材として使おう。
(アンヘルって便利だな…。)
レベル4
- 《沼地のドロゴン》・・・各種召喚の補助として
- 《エクストクス・ハイドラ》・・・戦闘ダメージを与えて、ドロー加速
- 《召喚獣カリギュラ》・・・強力な行動制限適用
カリギュラを相手ターンに残そう
全22種(2025年12月時点)と大幅に融合モンスターが増えたが、特殊召喚に融合召喚を指定したり、特定のカードの使用や条件を要求したりするモンスターも多く、実質的な数はもう少し少ない。
また、融合召喚で召喚することを前提とした効果を持つモンスターを除外すると、上記の3枚が《突然変異》で特殊召喚するには良さそうだ。
《沼地のドロゴン》をフィールドに留めるのは難しいので、属性変更効果で各種召喚の条件を満たすのに使ってしまおう。
《エクストクス・ハイドラ》は①の効果は《突然変異》で特殊召喚すると意味がないが、②の効果で1000以上の戦闘ダメージを発生させると1000ダメージにつき1枚ドローできるので、他のカードで強化して、大量ドローを狙える。
《召喚獣カリギュラ》はレベル4融合モンスターと比較してプレイヤーへの拘束力が高く、レベル4という出しやすいレベル帯なだけに特殊召喚を狙えるデッキは多そうだ。自分のターンを終える直前に特殊召喚すれば、自分の行動制限を避けつつ、相手の展開を大きく阻害できる。
レベル5
- 《おジャマ・ナイト》・・・フィールドに居座り、効果で相手のフィールド封鎖
- 《キメラテック・ランページ・ドラゴン》・・・機械族・光属性モンスターの墓地送り
- 《魔人 ダーク・バルター》・・・通常魔法カードの効果を無効にする
融合召喚ではない点を活かせ!
レベル5融合モンスターは全46種(2025年12月時点)。
レベル5は《簡易融合》で特殊召喚できるボーダーラインであるからか見慣れたカードが多い印象だが、《突然変異》を使用するからには、《簡易融合》では活用しにくいモンスターの召喚を狙いたいところ。
《おジャマ・ナイト》はモンスターゾーンに表側表示で存在する間、使用していない相手のモンスターゾーンを2ヵ所までを使用不能にする効果をもつ為、相手のターンにまたいで、効果を発揮し続けるのであればエンドフェイズに破壊されてしまう制約がつく《簡易融合》より効果が活きやすい。
また、《キメラテック・ランページ・ドラゴン》、《魔人 ダーク・バルター》は融合召喚する場合には、正規の素材を使用しなければならないので融合召喚扱いの特殊召喚を行う《簡易融合》では特殊召喚できないが、《突然変異》は融合召喚ではない為、問題なく特殊召喚できる。
レベル6
- 《死霊公爵》・・・モンスターの召喚効果、墓地から除外して墓地のレベル4以上の悪魔族・アンデット族モンスターを手札に回収
- 《聖神獣セルケト》・・・相手のフィールド、墓地からモンスター除外&自己強化
- 《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》・・・強固な破壊耐性、戦闘を介するバーン&相手モンスター効果破壊
- 《背信聖徒シルヴィア》・・・相手が発動した魔法・罠・モンスターの効果を自身をリリースして無効
使い分けでトリッキーな動きが可能
レベル6融合モンスターは全101種(2025年12月時点)とレベル5までと比べて大幅にモンスターが増えバラエティ豊かである。ただ、「E・HERO」や「E-HERO」等の《突然変異》では特殊召喚できないモンスターも目立つ。
《死霊公爵》は悪魔族、アンデット族を中心とするデッキでないと少々出しづらいが、モンスター召喚効果には種族の制限がなく特殊召喚できれば、展開サポートと場持ちの良い壁をこなしてくれる。
《聖神獣セルケト》は範囲の広いモンスター除外効果で、堅実な働きをしてくれそうだ。元々の攻撃力も3000と高水準なので、アタッカーとしてそのまま活用できる。
《幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ》は融合素材に「幻奏の音姫」モンスター+「幻奏」モンスターを要求する為、テーマデッキ外での使用は通常考えづらいが、効果はバーン&効果破壊と汎用的でフィニッシャーになり得る性能をもつ。
レベル7
- 《異星の最終戦士》・・・お互いのモンスター召喚・反転召喚・特殊召喚不可
- 《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》・・・相手モンスターバウンス、自分のEXデッキ(表側)からPモンスター1体をデッキに戻し、モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する
- 《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》・・・エンドフェイズまで相手モンスター1体と同名カードとして扱い、同じ効果を得る&対象のモンスターの攻守500ダウン、効果無効化、相手に500ダメージ。
最終戦士の制圧能力は魅力的
全60種(2025年12月時点)の中でも《異星の最終戦士》は《突然変異》で特殊召喚できるモンスターとして破格の性能を誇り、現環境でも出せればその能力をいかんなく発揮することだろう。
新しい組み合わせとしては融合Pモンスターの《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》で相手モンスターの名前と効果を奪う効果が魅力的に感じる。
レベル8
- 《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》・・・カードの効果の発動を無効にして破壊し、攻撃力を1000アップ
- 《撃鉄竜リンドブルム》・・・融合・S・X・Lモンスターの効果が発動した時、その効果を無効にする&任意でフィールドのモンスター1体を手札に戻す
- 《地縛戒隷 ジオクラーケン》・・・デッキ・墓地からフィールド魔法カード1枚サーチ&相手のEXデッキからモンスターが特殊召喚された場合、このターンに特殊召喚された相手フィールドのモンスター全破壊&破壊したモンスターの数×800ダメージ。
- 《デスピアン・クエリティス》・・・レベル8以上の融合モンスターを除く、フィールドの全てのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする
効果の強力なテーマのエース級が多数
全144種(2025年12月時点)でエース級のステータスと効果を備えたモンスターが多数揃っており、よりどりといった印象を受ける。
安定した強さを発揮しそうなのは、《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》だ。《突然変異》で特殊召喚した場合、モンスター破壊効果は使えないが、汎用的な効果発動無効効果は強力。
《地縛戒隷 ジオクラーケン》なら特殊召喚時にフィールド魔法をサーチor回収でき、さらなる展開につなげることができそうだ。
《超魔導戦士-マスター・オブ・カオス》の光・闇属性1体ずつをコストに相手モンスターを全除外する効果や、《殺戮聖徒レジーナ》の幻想魔族蘇生効果等、デッキの中心となる属性や種族によっては強力な効果をもつモンスターがいるのも良い。
レベル9
- 《見えざる神ゼノ》・・・相手のEXデッキの裏側のカードをランダムに自分フィールドに特殊召喚
- 《召喚獣メルカバー》・・・モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊
- 《アルカナ ナイトジョーカー》・・・自身を対象とする、モンスターの効果・魔法・罠カードの発動時効果無効
候補はやや少なめ
全44種(2025年12月時点)とレベル8帯に比べるとモンスター数は少ないようだ。融合召喚でしか特殊召喚できない「E・HERO」や「ジェムナイト」が含まれており、《突然変異》で特殊召喚する手間に見合ったモンスターは意外と少ない印象だ。
《見えざる神ゼノ》は攻撃力3400、守備力3500という高ステータスと幻想魔族特有の戦闘破壊耐性により場持ちが良さそうだ。さらに、互いのメインフェイズには、相手のEXデッキの裏側のカードをランダムに2枚確認してその中から1枚を選び自分フィールドに特殊召喚できる効果を使用できるので、相手の戦術を崩す奇襲として役立ちそうだ。
レベル10
- 《ナチュル・エクストリオ》・・・魔法・罠カードの発動無効
- 《幻の召喚神エクゾディア》・・・魔法・罠カードの発動無効、攻撃力大幅アップ
- 《Dragoon D-END》・・・相手モンスター破壊&攻撃力分のバーン
- 《聖アザミナ》・・・自身及び相手のフィールド・墓地・除外状態のカードを相手は効果の対象にできず、自分が受ける戦闘ダメージは代わりに相手が受けるようにする、《贖罪神女》の召喚素材として
強豪ぞろいのレベル帯
全70種(2025年12月時点)の中でも《ナチュル・エクストリオ》、《Dragoon D-END》のようなモンスターは以前より強力な組み合わせとして注目されており、特に理由がなければレベル10での《突然変異》では《ナチュル・エクストリオ》が優先されそうだ。
比較的最近のカードでは《千年の十字》他、「エクゾディア」パーツを入れずに《幻の召喚神エクゾディア》を出せたり、《聖アザミナ》から相手モンスターを巻き込みつつ《贖罪神女》の召喚に繋げたりでき、相手の意表を突く動きも可能となりそうだ。
その他、コントロール奪取効果をもつ《ゴヨウ・エンペラー》、相手モンスターを永続魔法化できる《ヴァリアンツの聚-幻中》等、面白い効果をもつモンスターも出せる。
レベル11
- 《熾天の騎士ガイアプロミネンス》・・・相手の手札・墓地のモンスター効果発動時、効果を無効にし破壊
- 《デスピアン・プロスケニオン》・・・互いのメインフェイズに、相手の墓地の融合・S・X・Lモンスター1体を除外or自分フィールドに特殊召喚
- 《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》・・・攻守4000!!
先行で出すならガイアプロミネンスになりそう
全7種(2025年12月時点)のうち、《突然変異》で特殊召喚できるのは4種のみ。さらにそのうち1体は融合召喚した場合の効果のみもつ《インフェルノイド・ティエラ》なので、攻守の高さがほしいだけならば攻守4000の《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》で良さそう。
選択肢は少ないが、手札誘発に強い《熾天の騎士ガイアプロミネンス》、中盤以降でじわじわと相手を攻められる《デスピアン・プロスケニオン》がいるので、出す先の性能は最低限担保されている(?)。
まず、コストとなるレベル11のモンスターを用意するのが大変かもしれない。
レベル12
- 《混沌幻魔アーミタイル-虚無幻影羅生悶》・・・相手フィールド全除外、《混沌幻魔アーミタイル》の召喚
- 《青眼の究極亜竜》・・・相手の効果への対象にならない耐性、効果破壊耐性、相手フィールドのカード破壊
- 《ユベル-Das Ewig Liebe Wächter》・・・戦闘・効果破壊耐性、戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分のバーン&除外
唐突に出てくる強力耐性モンスターはきつそう(相手が)
全29種(2025年12月時点)とモンスター数はそこそこ。特殊召喚に苦労するようなモンスターが多いのもあってか、ステータスや効果は強力なものが軒を連ねる。
コンボ性が強くなるが、《混沌幻魔アーミタイル-虚無幻影羅生悶》を経由すれば、《混沌幻魔アーミタイル》の特殊召喚へとつなげることができ、一度狙ってみたいものだ。
特殊召喚後の安定性を考えると、強力な耐性をもった《青眼の究極亜竜》か《ユベル-Das Ewig Liebe Wächter》が良いのではないだろうか。
また、天使族デッキであれば《黎明の堕天使ルシフェル》を特殊召喚して盤面を強固なものにすることができる。
様々なデッキに新たな可能性をちょい足しできる良カード
新リミットレギュレーションではまだ制限カードの《突然変異》なので、デッキの主軸とするのは難しそうだが、1枚デッキに仕込んでおけば、強力なモンスターをいきなり出せてしまう強力なカードではあるので、様々なデッキと相性を確かめてみたい。
《宣告者の神巫》、《ガガガマジシャン》等のレベル変更効果と合わせて用いれば、様々なレベル帯のモンスターを出せてより面白くなりそうだ。



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